北海道は、とにかく広大です。
できる限りたくさんの観光スポットを巡ろうと思ったときに必要になるのが、自由に動き回れる交通手段の確保であることは言うまでもありません。
電車などの公共交通機関を使うのも1つの手ですが、せっかくの北海道なのですから、ここはレンタカーも上手に利用して、広大な大地を爽快に走るドライブはいかがでしょうか。
1つの地域をぐるりと楽しむ
北海道の広さを満喫したい方は、例えば、1つの半島の沿岸沿い道路を、海を横目に楽しめるドライブコースなどはいかがでしょうか。
場所によっては、半島の形をなぞるように張りめぐらされた道路があります。そこが広く開けた土地であれば、海と合わせて視界を邪魔されない広々とした光景の中での爽快な走りが楽しめます。
話題のドライブコースを行く
北海道には、おすすめドライブコースとして有名な道路が幾つかあります。
その中の1つ「オロロンライン」は、国道231号線・232号線の留萌〜稚内を結ぶ日本海側の道路で、日本海を望みながらの走りを楽しめ、立ち寄れる観光スポットも多く、人気を集めているドライブコースです。
他にも、オホーツク海沿いの全長300km以上を行く「オホーツクライン」など、広大な北海道ならではの長距離走行を楽しめる道路もあります。
ワンウェイシステムを活用しよう
「レンタカーを借りると、その店舗まで戻らないといけないのでは?」「かえって効率が悪くなってしまうのでは?」など、もしかしたら車のレンタルを躊躇している方がいらっしゃるかもしれませんが、これはレンタカー会社のサービスをうまく利用すれば問題ありません。
レンタカー会社によっては、借りた店舗と返却する店舗が違っても大丈夫な、乗り捨て(ワンウェイ)のシステムがあります。
北海道の観光スポットは、とにかく数えきれません。移動中の道のりにも見逃せないスポットが多々ありますから、これを楽しまなくては損というのです。
例えば、都市部での観光を楽しんだその場でレンタカーを借り、そのまま次の目的地へ向かうことが可能です。その道すがら爽快なドライブと観光を楽しみ、到着した目的地の店舗で返却する、という楽しみ方ができるのが、ワンウェイシステムの利点です。
北海道の先住民「アイヌの民」を知る
北海道各地の地名は、実はアイヌ語の発音が語源となっている場所が多いというのはご存じでしょうか?
例えば、札幌は「サッ・ポロ・ペッ/乾いた広大な川」、知床は「シレトコ/地の果て」、函館は「ウスケシ/湾の端」といったように、その土地の地形や特徴にちなんだものが付けられています。
これは、アイヌの民が文字をもたない民族だったため、後に明治政府による北海道開拓が始まったとき、アイヌ語の名前がある土地には、その発音に漢字の当て字をして地名とするのが多かったことに由来します。
このように、アイヌ語と土地の関係を調べながら各地を巡るのも、北海道に関する歴史マメ知識を楽しみながら身につける機会にすることができるのでオススメです。
レンタカーで回る北海道
以上、ご紹介してきたように、北海道ならではの大自然や海の絶景、そして文化や歴史を少しでも多く楽しみたいと思ったら、効率よく巡るためのスケジュールが欠かせません。
さらに、日本でも有数の「地平線が見える大地」として知られる北海道です。
一直線に突き進めるような爽快なドライブを楽しみたいと思ったら、レンタカーを最大限に利用した旅は、きっと思い出として心に残ることでしょう。